『漢文は英語と構造が同じ!』〜返り点が動詞を導く!〜
こんにちは!
シンです。
今回は『漢文の基本構造』
について伝えていきます。
漢文を勉強していて、
こんな経験はありませんか?
『なんで返り点が必要なの!?』
私も同じ気持ちでした笑
返り点の必要性を理解せずに
とりあえず順番通りに読む
そんな習慣がついていませんか?
しかしそれでは、
いくら文法事項を抑えても
漢文の文章はいっこうに読めません!!!
この点を理解できていないと
知識はあるのに点数が取れない!
そんな凡人受験生になってしまいます、、、
ではなぜ、返り点が必要なのか?
この記事でしっかり理解した上で
文章を読めるようになりましょう!
では説明していきます。
漢文の基本構造は英語と同じで
SVOの語順です!
例えば、『我 読 書。』
これを英語にすると I read a book.
たしかに、主語+動詞+目的語
になってますよね!
これを日本語にすると語順が入れ替わり、
『私は書を読む』
となるわけです、
これなら返り点なくても読めるじゃん!
では、
次はもう少し難しい例文を見てみましょう
『堯譲舜天下』
ほとんどの人がパニック状態でしょう笑
これは日本語で訳すと
『堯(人名)は舜(人名)に天下を譲る』
訳を見てわかる通り
SVOOの語順ですよね?
ここで、こんな事を思いませんでしたか?
『漢字がくっつと動詞がわかんねぇ!笑』
わかります。
だからこそ重要なのが返り点なのです!
今の文章に返り点をつけると以下の通りです。
このように返り点とは、
必ず最後動詞に戻ります!
日本人が読みやすいように
順番を入れ替えているだけではなく
何が動詞なのかを導いてくれています!
今まで単純に返り点を追って読んでいたのに、
基本構造と返り点を意識するだけで
読みやすくなりますよね?
今は短文ですが、一文が長くなればなるほど
受験生の多くが
意味が取れなくなってしまいます!
だからこそ
・中国語と英語の構造は同じ
・返り点は動詞を導いてくれる
この2点を必ず意識して
学習していきましょう!
ここを意識できている受験生は実に少ないです!
まずは、
返り点の順番で漢文を読む
この考えを忘れてましょう!
今回は以上になります!
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。